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自己受容・セルフコントロール

ご恩は、その人に返さなくてもいい。

2019年2月16日

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投稿日:2019年2月16日 | 最終更新日:2022年11月29日

私には、とてもお世話になり、ご恩を感じている人がいます。

関わる全ての人に常に感謝を、と思っていますが、
(たまに、暴言が出そうな人もいますが)、
特に感謝している方が、3人います。

・家出して実家を出た時、家にかくまってくれた友人。
・毒親の毒に気づいて、苦しくて悔しくて仕方ない時に、話を聞いてくれた友人。
・職場でメンバーから見放されても、最後まで寄り添ってくれた恩師。

この中の1人は、まだご縁がありおつきあいしていますが、
他のお二人とは、ご縁が切れてしまいました。

特別トラブルがあったわけではなく、自然に、あるいはお互いに「もう卒業だ」と悟ったのかもしれません。

私はその方たちに、恩をお返しする機会がありませんでした。

恩は、その人に返さなくても良い。

恩返しは、必ずしもその恩をくれた人に返さなくても良いのです。

恩は、返すものではなく、循環させるもの。
水と同じように、上から下へと自然に流していくものです。

今の職場で、仕事を2人に教えることがありました。
でも、その方たちは長く続かず、職場を去りました。
それぞれの理由があってのことです。

お2人とも、「本当にムーさんにはよくしてもらって、恩返しができなくて申し訳なかった」とおっしゃってくださいました。

私は、こう返しました。

「私に返さなくてもいいですから、同じような立場になられたときに、同じように親切にしてあげてください」と。

私は、なにか見返りを求めて親切にしているわけではありません。
人に親切に、誠実に、というのは私が大事にしている価値観ですし、
私も、同じように親切にしてもらって、ここまで生きてきました。

その恩返しをしただけです。

正確には恩返しではなく、「恩送り」と言います。

先輩からごちそうしてもらって、その恩返しに先輩にご馳走し返しますか?
しませんよね。
自分に後輩ができたときに、同じようにごちそうしてあげればいいのです。

 

とても感謝している恩師

「職場で見放されても、最後まで面倒を見てくれた恩師」がいると書きました。

当時、私は「生き直し」の最中でした。

自分でも説明しづらいのですが、とにかく
「仕事に真剣になれない」
「指導されると、否定されているように感じて辛い」
「常に監視されているように感じる」
「アドバイスが、『自分を変えようとしてくる』と思えて苦しい」
「雑談は楽しいけど、仕事の話は辛い」

という時期がありました。

そんな精神状態で、仕事がうまく行くわけがありません。

今はその職場でもうまく仕事をする自信がありますから、
当時の精神状態が異常だったと感じます。

物事に対する「自動反応」が、異常でした。
(「自動反応」については、また機会があれば書きたいと思います)

他のメンバーからは、
「仕事なんだよ」
「あなたがそんな仕事の向き合い方だと、真剣に仕事している私たちはなんなの」
と、見放されてしまいました。

そんな時でも、その恩師は、どちらの味方にも敵にもなることなく、
私の話を聞いてくれて、解決する方法を一緒に考えてくれていました。

当時の別の上司からは、
「お前なんかいらない。めんどくせーもん」

とまで言われました。

それでも、その恩師は最後まで、私の話を聞いてくれました。

その方の存在は、当時の私の心の支えでした。
感謝してもしきれません。

 

恩送りと「私の価値観」

私は、「特定の誰かの敵にも味方にもならず、中立の立場でいる」という価値観を持っています。

プライベートではある程度利害で付き合い方を変えますが、
特に職場では、この価値観を大事にしています。

誰かが孤立しそうな時、「中立の立場でいてくれる人」がいると、
その人はとても救われます。

当時の恩師がそうしてくれたように、私も誰かの支えでありたい。

その恩師に、恩返しをすることはできませんでしたが、
この価値観を貫くことで、「恩送り」になると思っています。

 

昔の自分を見ているみたい。

兼ねてからこのブログの話題にしている、新人派遣さん。

「指導が監視に感じる」
「雑談は生き生きしている」

というように見えます。

まるで、昔の自分を見ているよう・・・。

そんな感じなので、私も気を使って接し、刺激しないように、と思っていはいますが、
このままだと私に負担がかかり続けてしまいます。

というか、実際に負担がかかり、それで社員さんにご迷惑をかけてしまうことがありました。

本格的に指導をしていこうと思い、業務の進め方を指摘したところ、
やはり私におびえ始めました(^^;)

もう、本当に自分を見ているみたい。
私も、こんなに面倒な人間だったんだな~(笑)

 

ムーでした。

 

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