投稿日:2019年2月1日 | 最終更新日:2019年5月24日
私はHSP(Highly Sensutive Person)です。
聴覚、嗅覚、視覚が敏感で、刺激に弱いです。
自分がHSPであると気づく前は、とても生きづらかったです。
繊細すぎて傷つきやすく、「自分は周りのひとと、どこかが違う」と、自分で自分を否定し、苦しかったです。
いつも人の顔色を伺い、相手の言動の裏の裏まで読んで、
「あの人が機嫌が悪いのは、自分のせいかもしれない」と、自分を責めていました。
でも、HSPであることに気づいてからは、
「自分はこういう特徴があったのか。
そしてそれは、誰もが持っているものではなかったんだ」と、とてもラクになりました。
HSPは、欠点じゃない。強みになる。
私は今、HSPの特徴を活かして仕事をしています。
HSPは、感覚が敏感ゆえ、良いものも悪いものも、細かいことをいちいちキャッチしてしまいます。
悪いものをキャッチすると、とても不快です。
でもその敏感さを、仕事に活かすことだってできるのです。
視覚が敏感なので、視野が広いです。
その視界の隅っこまで、意識が届いています。
PCや書類に向かって仕事をしていても、社員さんが席を立ったり、なにかを頼もうとしているときに気づきます。
一足先に、声をかけたり行動することができます。
これを繰り返すと、とても信頼されるようになります。
聴覚も敏感で、小さな音でもよく聞こえます。
自分の仕事をしていても、他の方の会話や電話の内容が聞き取れます。
次に必要な書類や、必要な情報を用意してあげることができるのです。
これを繰り返すと、とても信頼されるようになります。(2回目)
人の感情や行動を推測することができます。
その人の気持ちに寄り添い、必要な言葉や情報、行動を推測して提供してあげられます。
これを繰り返すと、とても信頼されるようになります。(3回目)
(2019/2/2 追記)
例ですが、先日社員さんが、いつもと違うタイミングで業務の指示をしてきたので、
「もしかして、早退するのかも」と思ったら、やはり早退でした。
「推測する」という能力が長けているのも、HSPの特徴ですね。
不快な刺激から自分を守る。
HSPの人は、様々な音や光などを、刺激として受け取り、
心が疲弊してしまいます。
これを「気にしない」のは、不可能に近いです。
持っているアンテナを鈍感にすることは、まず無理ですし、
仮に鈍感になったとしても、
悪いものだけではなく良いことまでも、キャッチできなくなります。
ですので、刺激をいかに減らすか。
これが大事になります。
私の「自分を守る方法」はこちらです。
耳栓を持ち歩く
音の刺激を避けるため、耳栓を持ち歩いています。
職場の食堂やカフェなど、ざわざわと騒がしい場所ですと、耳が疲れてしまいます。
ですので、耳栓は必須です。
たまに、昼休みが終わっても耳栓を外し忘れていたりします(笑)
家族でファミレスに行っても、うるさすぎて食事に集中できないようなら、耳栓をします。
家族の声は、意識すれば聞こえます(笑)
サングラスを使用する
強い光に弱く、真夏の昼間や、雪景色の中では目が開けられません。
周りの人は平気そうなのに。
自分でもおかしいとずっと思っていたのですが、HSPのせいだと気づいてからは、
サングラスを使用するようにしました。
真夏のおでかけも怖くありません。
1人の時間を持つ
たくさんの情報をキャッチして疲れた心は、ひとりの時間を作って癒します。
私はお昼休憩はひとりでとる、と決めていますし、
帰宅のときは、ひとりで帰る時間で心を休めています。
たまにお昼を誰かと食べたり、おしゃべりしたい時は誰かと帰ったりもします。
ニュースや暴力的なテレビは見ない。
ニュースは見ません。
悲惨な事件を見ると、心が疲れるからです。
国会中継などで、強い口調で話しているのを見るのも、ストレスが溜まります。
あと、大勢の人がガヤガヤしている番組も苦手です。
夫がクイズ番組が好きですが、あれも結構刺激になります・・・。
これは避けようがないです(^^;)
いくらなんでも、夫の娯楽を奪う権利はないので、意識して他の事を考えるようにしています。
ニュースはお天気情報しか見ませんし、
娯楽として見るのは静かなバラエティーや、旅番組です。
人の怒りなどの激しい感情は「スルーする」
人の機嫌を敏感に察知してしまうHSPは、周りの人の感情を受け取ってしまうことが多いです。
これは、意識的に「受け取らない=スルーする」練習をしています。
誰かが怒っていて、言葉や態度がトゲトゲしくても、私のせいじゃない。
その人の感情は、その人のものです。
私が処理する必要はないのです。
隣の派遣さんも、HSPだった。
兼ねてからブログの記事にしている、新人派遣さん。
実は彼女も、HSPでした。
なぜわかったのか、経緯を書きます。
前日におこしたミスについて、ひどく気にしており、
「〇〇さんが怒っていたらどうしよう」としきりに言うので、
「たぶん気にしてないと思います」とこたえました
あまりに気にするので、これはもしやと思いました。
数個、質問を投げかけます。
「いつも人の機嫌を気にしてますか?」→「そればかり気にして生きていました。」
「ざわざわ騒がしいところが苦手ですか?」→「そうです。前の派遣先も騒がしくて・・・。」
「強い光や、まぶしいのが苦手ですか?」
→「どうしてわかるんですか?雪国に住んでいたとき、雪が眩しくて・・・。
これ、なんか関係ありますか?」
私「大いに関係あります。
あとで、「HSP」でググってみてください。
たぶん、超驚きますよ。
で、ラクになると思います。」
HSPを受け入れると、生きるのがラクになる
お昼休憩から戻ってきた彼女の反応の、面白いこと(笑)
「感激して泣きそう」
「生きてていいんだって思えた」
「診断チェックリストが全部当てはまった!」
うんうん、そうでしょう??
私もそうでしたから。
HSPであると気づき、受け入れてから、本当にラクになりました。
自分を肯定できるようになったし、自分を守る方法も身に着け、
HSPの特徴を活かす方法を模索して生きられるようになりました。
夫に自分の特性を伝えることができるようになったし、
自分の感覚を「わかってもらえないのが普通」と納得しています。
今回、HSPの方とリアルにお会いできて、感覚について共感しあえるのが、
本当に奇跡だなと思います。
「ああいうの見ると、心がざわざわしません?」
「わかります!」
っていう会話が成り立つのが不思議です。
普通だったら、「気にしすぎ」「繊細すぎ」という反応です。
そして、「付き合いづらい人」というレッテルを貼られることが多く、
「気にしていないふり」をして生きるという、違和感。
HSPの方と出会えてうれしいです。
HSPって、5人に1人しかいないんですから。
今回、その方にはこの本をオススメしました。
「繊細さん」の本 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる [ 武田友紀 ] 価格:1,300円 |
Amazonでは見つかりませんでした。
私はKindleで読んでいます。
HSPの人に向けて、生き方を提案している本です。
ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ記事
HSPって、5人に1人しかいません。あなたもそうですか?
ぜひ、気持ちや経験を共有させてください。
こちらに私のHSPとしての情報をまとめました。
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HSPに関するまとめ
私はHSPです。 なんでこんなに敏感で傷つきやすいのだろう。 どうしてこんなに生きていくのが辛いんだろう。 いつも、ずっと、そう思って生きてきました。 ...
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ムーでした。